分割キーボードを机に固定

左右分割型のキーボードを机に固定してみた。

今回使ったキーボードは、Corne V4 Chocolate。左右に分かれているタイプで、左右合わせて合計46個の背の低いキーが搭載されており、はんだ付け不要な簡単組み立てキットが販売されている、初心者にもおすすめのキーボード。

このキーボードのケース内底面に鉄板を貼り、机から生やしたアームに磁石型マウントで固定しよう、というのが今回の試みです。

このキーボードのケース内底面には格子状にでっぱりが付いているので、大きな鉄板一枚を貼るのは難しい。そこで、小さな鉄板を複数枚貼り合わせていく。世の中には両面テープ付きの小さな鉄板がまとめて売られているので、それを使います。今回はこの正方形のやつと円形のやつをそれぞれ10枚ずつ貼ってみたところ、十分な磁力を得られました。

アームには、SmallRig製のものを利用。角度調整可能なアームの両端に1/4インチオスネジが付いていて、更に1/4インチオスネジに取り付けられるクランプも付属してくるという製品があったので、それを使います。

アームの先端には、UTEBIT製の磁石型雲台を利用。強力な磁石が入った円盤に1/4インチのオスネジが付いているパーツが含まれています。自由に角度調整できる球状パーツも付属してくるので、急角度でテンティングしたい人はこれも取り付けると良いのかもしれません。

アーム側も雲台側も1/4インチのオスネジが付いているので、これらを接続するために適当なメスメス型のアダプターを使います。

他に、左右のキーボードを繋ぐための長めのTRRSケーブルも必要になりました。今回は少し余裕を持って100cmのものを選択。実際、キーボードを机に取り付けると天板裏に配線を隠せるので、長すぎてもそこまで困りません。

という訳で、これらを組み合わせてみたのが現在の状態です。

強度や打鍵感については、個人的には日々問題なく快適に使えており、かなり頑丈に固定されているなという印象です。アームのネジが緩いとキーボードが動いてしまう可能性があるので、最終的な角度を決めた後はペンチ等で固く締め上げておくのが良いでしょう。

元々のモチベーションとして、ストレスレストーキョーというリクライニングチェアで快適にPC作業をしたいという欲求がありました。ストレスレストーキョーは座っているだけでHPが回復する便利な椅子ですが、一般的なオフィスチェアより座面や肘掛けが低く、机にキーボードを置いて作業するのは難しい。そこで今回のような形に落ち着きました。

キーボードを机に固定したことで、机の上に置くものが減り、随分すっきりしました。仕事柄マウスを使う機会が少ないので問題になりませんでしたが、マウス系の操作を行いたい人は、Keyballのようなトラックボール付きキーボードを使ったり、トラックパッドを別途使いやすい位置に固定したりすると良いかもしれません。