ダクトレールにプロジェクターを設置
試行錯誤しながら、ダクトレールにプロジェクターを取り付けました。
2020年10月10日追記
当時は手頃なパーツが販売されていませんでしたが、現在ではAmazonからトキナーのダクトレールフィクサーを購入できるので、これを利用するのが手軽でおすすめです。1/4-20UNC(1/4インチカメラネジ)という規格の大きさのネジが付いており、市販の多くのプロジェクターにもこのネジ穴が採用されています。
つい先日引越した ところ、新居にいい壁があり、またいいところに照明用のレールがありました。賃貸物件で天井に穴を開けられないため、このレールを利用してプロジェクタを取付けられないかどうか調べてみることにしました。ネットで見てもほとんど事例が出てこないので暗中模索です。
前の住居で利用していた照明器具が運良く余っていたので、これを分解し、天井の引掛け金具とプロジェクタ用のアダプタとを繋ぐ部品として利用することにしました。
ホームセンターで使えそうな部品を適当に見繕ってきました。ライティングレールに天井照明を付けられるようにするためのアダプタ (耐荷重5kg) と、前述した部品と大きさの合う (口径がM4の) ワッシャーとナット、それからアダプタの形状に対応できるようにするための金属プレートを購入しました。
組み立てたものがこちら。この部品の重さは合計225g。
試しにこれだけ付けてみて確認。OKそうです。
次に組み立てた部品とプロジェクタ本体とを繋ぐ部品ですが、ここは既製品をつかいます。プロジェクタ用のアダプタで調べると、高さや角度調整ができるもの、さまざまプロジェクタとの動作保証があるもの、見た目がいいものなど色々あります。高いもので2万円ぐらいするものがありますが、今回は安いやつを購入しました。
海外製のやつですが、ネジ類も付いていて利用にも困らないし、頑丈だし、何よりめちゃくちゃ安いので失敗できる。あと軽い (1.2kg) ので今回の用途に適しています。
用意しておいた部品と合体させて取り付けてみたところ。ネジの位置が丁度良いところにあったので、金属プレートは結局不要で取り外しました。
BenQ DLP フルHD プロジェクター MH530 (フルHD/3200lm/1.9kg)
さてプロジェクタですが、3ヶ月ほど前に発売されたばかりの、BenQ の MH530 というやつを購入しました。選び方ですが、まずプロジェクタの価格帯というやつは、私見だとこういう感じです。
- 2万円: 超安価
- 3万円: 低価格帯で型落ち
- 5万円: 低価格帯
- 10万円: 中価格帯
- 40万円: 高価格帯
- 200万円: 超高価格帯
ビジネス用途で使うのか、ホームシアター用途で使うのか、明るい部屋で使うのか、暗い部屋で使うのか、音声や映像はどう入出力するのか、どういう投影方式を使うのか、などなど色々な違いがあります。今回は予算数万円程度でコスパが良いやつを購入したかったので、この辺りのスペックを見て比較しました。括弧内は購入したやつの値です。
- 軽い (1.9kg)
- 表示サイズが大きい (1920x1080)
- 輝度が明るい (3200ルーメン)
- コントラスト比が高い (1:10000)
今回購入した BenQ のやつは、他の主要メーカーの製品と比べるとかなりお買い得という印象です。それとまだ発売後間もなくレビューが少ないためか、Amazonで5万円台で購入できました。いまは価格が変動しているかもしれません。
そういえば最近はFireTV StickやChromecastなど、無線で映像を飛ばせる便利な装置もあるので、そういうのを直接プロジェクタに刺して使うというのも良いと思います。
さて取付けですが、今回は取り付け後に回転できないので、水平方向の角度に気をつける必要があります。写真をよく見ると分かりますが、ライティングレールへの取付方向とプロジェクタの投影方向を揃えつつ、金具のネジの位置が揃うように調整して並べています。
仮設置した様子がこちら。
ライティングレールをコンセントに利用するアダプタや、落下防止用の安全鎖などを繋いでみた様子。
ライティングレール用のこういうフックが売ってるので、鎖などで繋いでおくと、万が一重さに耐えきれずに外れた場合にも安心です。
電源ケーブルはライティングレールからも取れますが、それだと照明が消せないので、ちゃんと配線することに。5m以上ある長めの電源ケーブルとHDMIケーブルを購入。HDMI 2.0に対応していてケーブルがしっかりしていてまともそうなやつを選びました。丁度いいところに付いていた配線用のパイプに結束バンドで這わせます。
これで配線を終えて設置完了ですが、丁度引越したところでまだカーテンを買っていなかったので、部屋を暗くするために遮光ロールスクリーンを取付けることにしました。
うちには何故かカーテンレールが付いてなかったんですが、代わりにネジ穴がいい位置に開いていたので、運命に引き寄せられるかのようにここに金具を取付けていくことになります。
遮光用途で使うなら、光が漏れないようにもう少しだけ横幅に余裕をもたせた方が良かったですね。次回は気を付けます。ちなみに断熱タイプのロールスクリーンにしてみたんですが、冬でも窓際の冷え方が和らいでかなり快適に過ごせます。
以上で完了です。長文にお付き合い頂きありがとうございました。