京都市内で引っ越した

引越しの遍歴や気持ちなどについて。


引越し遍歴

今回京都市内で引越しをした。引越すたびにブログに記録を残している。場所は最寄りが出町柳駅なので、鴨川デルタとか京大の近くの辺り。東京などに住んでる人から見るとたまこマーケットやってる辺り。

  • 2009年に京都府京田辺市へ
  • 2012年に東京都港区へ
  • 2013年に東京都目黒区へ
  • 2015年に京都市中京区へ
  • 2016年に京都市左京区へ

過去の引越し遍歴はこういう調子で、振り返ってみれば短い期間で転々としている。前回の引越しは、元々卓球ハウスというシェアハウスを5人でやっていて、そこから急遽移転することになったので、あまり土地勘もないまま慌てて探した物件に転がり込んだ引越しだった。当時は急だったということもあり、とにかく京都に住むということだけは決まっていたので、大学生のときに何度か行ったことのある辺り、かつ周りに知人が多そうな辺りを適当に選んだ記憶がある。今回は比較的余裕もあったのでゆっくり選んで引っ越した。

シェアハウス譚

以前は2年半とはいえシェアハウスに住んでいたものだから、他人の存在に良い意味でも悪い意味でも緩く依存してしまっていて、その後の1年間の1人暮らしはなんというかこう、反動であまりまともな生活をしていなかった。シェアハウスのときは、昼にお腹を減らしていると丁度同居人もそういう感じの人が大抵いて、一緒にメシでも食いに行くとか、夕飯も休日は何か適当につくるとか、暇そうだったら地下でちょっと卓球するかとか。

人が二人以上場に存在していると、意識していなくてもある程度勝手にリズムが生まれるというか。シェアハウスにいたときはそれが当たり前だから認識できていなかったことなんだけれど、適度に心地よいレベルの外的要因が働きかけられていた。そういう類のものがある日急になくなったものだから、比較的多くの人が持ち合わせているような、自分で生活を駆動していく能力というものが半ば失われている状態で、ここ1年間ぐらいはその状態を引き摺りながらズルズルと生きてきていた。

生きてきたとか言うと大袈裟な感じがするけれど、生きをやるぞと思いながら自覚的に生きているような人はいなくて、年月が経ってみてから振り返ることで、ああ自分はこういう風に生きてきているのだなと確かめるようなものだと思っているから、まあ出てくる感想としてもこういう感じになるんじゃないでしょうか。

生活の話

最近やっているPodcastでシェアハウスの同居人がまさにそのシェアハウスについて話してくれていて、なかなか面白い。まあ中に住んでいた者だから面白いというところが多いのかもしれないけれど、あまりこういう生活に関わるようなことって生の声で話されることは少ないし、意外と珍しい類の話が聴ける。ものをつくったりしている人の生活に根ざした話をもっと聴いてみたいという気持ちが元々あって、Podcastでもその辺に焦点を当てた話が多くなっている。

yatteiki.fm は、ものづくり、仕事、生活などをやっていく話題を中心に、いま現在やっている個人開発者達が話す、やっていき手のためのPodcastです。
https://yatteiki.fm

話題が生活の話などになってくると、どうしても社会寄りではなく個人寄りの話になってしまうので、内輪的な話になりがちで、まあそれは仕方のないことかなと思っている。中学のときに交換日記っていうのをクラスの子達とやってたんだけど、雰囲気としてはあれと近いのかなって思っていて、少し社会の方を向きながら内輪で話していて、それが緩く公開されているという雰囲気。

リモートワーク

リモートで働いているなら住居兼オフィスみたいなものなのだから、そこの改善にリソースを注ぐのは妥当だと思い始め、新居は4ヶ月ぐらい前から緩々と探していたんだけど、先月ようやく良い物件を見つけて引っ越すことができた。自分は区切られた部屋よりワンルームにまとまっている部屋が好きで、キッチンもリビングもベッドスペースも作業場も1つの部屋にある、というのが良かったので、その条件でかつリモートワークに適した物件を探していた。

これは1年ぐらい働いてみて獲得した知見だけど、自分は窓からの景色がそこそこ広がっていると大きく気分転換になるということと、作業場とそれ以外の場所が (ワンルームにしても) ある程度区切られているほうが捗る、ということが分かった。他に、出張で東京に行くことが頻繁にあるという話があったので交通の便の良い場所に住んでいたんだけど、どうやらそこまで頻繁に行くことは無いらしいということも分かり、新幹線へのアクセスは悪いけど同じぐらいの家賃で他の条件が良いところに引っ越した方が良いということも分かった。リモートワークに適したというのはそういう文脈。

京都に引越してくると同時に完全にリモートワークで働き始めて、最初は手探り状態でまあやってみようという状態だったけど、最近は自分側も会社側もようやく落ち着いてきていると思う。リモートで働くことについては最初はお互いに慣れていなかったので、常に若干の緊張状態にあり、そういう状態で生活をやっている暇が無かったとも言える。そういう状況が改善されてきたことも、少し腰を据えて生活拠点を移してみるかという気持ちに至った理由の1つになっている。

売っていき

今回引越し準備期間にかなり余裕があったので、これまで持ち続けてきた色々なものを、捨てるのではなく色々な人や店に売った。4Kディスプレイを購入したので不要になったThunderbolt Displayとか、次世代機が出て古くなったゲームハード、高校時代に貯金を崩して買ったロードバイク、学生時代に初めて買ったMacBook Pro、インターン代で買ったMacBook Air、乗るだけでつぶやける体重計、LAN経由で操作できる電灯、年末に卓球ハウスのエアコンが壊れてポチッたオイルヒーター、uiureoがTVとガスの穴を間違えて買ってしまったガスファンヒーター、その他いろいろこんなものあったなという物が色々でてきたが全部売ってみた。

そもそも梱包や発送の知識がゼロで、レターパックとは?ヤマト便とは?箱とは?という状態だったけど、ネットで色々調べつつ100均・ホームセンター・コンビニ・郵便局・古本屋・家電量販店・リサイクルショップあたりを色々回った結果、清掃・梱包・配送・買取技術にはそこそこ強くなったと思う。

今後物買ってもいつでもサッと売れるスキルを得られたのはちょっと嬉しい。結局、新居の契約含めて引越し全体に必要な額ぐらいは得られたのも良かった。今回メルカリを沢山使ったんだけど、ここもっと改善したいみたいな気持ちはあるものの非常に良いサービスで、とても重宝した。成功してほしい。

引越し蕎麦

これは引越し蕎麦で、打ちました。

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前回包丁が無くMacBook Airで切ったところ学びがあったので、今回は包丁で切りました。

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欲張りすぎて具材が異常に多いので蕎麦が見えない。

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おしまい

以上です。今後も京都からやっていきます。 京都にいる人や京都に来る人は遊びに来ましょう。

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