『Hammerwatch II』をやった

2DオープンワールドRPG、Hammerwatch II (Steam) を遊んだ。クリアまでのプレイ時間は、サブクエストまでしっかりやって20時間程度だった。

タイトルから分かる通り、Hammerwatchの続編である。また関連作として、人気の外伝ゲームHeroes of Hammerwatchがある。自分はHeroes of Hammerwatchから入ったクチで、これはマルチプレイが中毒的に楽しいダンジョンハクスラRPGゲーだったが、今作のHammerwatch IIは、構造的にはエルデンリングやゼルダの伝説 神々のトライフォースに近いような作品になっていた。

今作はメインクエストを進めていく上での探索要素や謎解きがほどよく難しく、個人的にはこれはかなり魅力的な部分だった。昨今のJRPGのように親切ではなく、90年代のRPGのような手応えのある難しさな一方で、いずれもきちんと情報を整理すると解けるようになっている。

戦闘面は流石によくできていた。複数職があり、今回はウィザードで遊んだ。被弾しないよう気を付けないといけない代わりに火力が高く、最終段階まで育てると一気に強化され、更に終盤の装備で吸収効果を付けると被弾やマナ残量すら気を付ける必要もなくなるなど、成長のスケール感が気持ち良かった。中盤まではバランスよく成長させ、終盤では呪文は一切使わず通常攻撃強化に全振りするビルドに進むなど、自分で方向性を決められる点もGood。

一方良くなかった点として、仕様的にマルチプレイで気軽に遊びにくかったり、一度見聞きしたものを忘れるとどこに行けばいいか分からなくなったり、そもそも説明がない要素があったりなど、最初は面食らう部分も多かったかもしれない。この辺りも含めて、いい意味でもわるい意味でも、最近のゲームと比べると我が強い作品だと感じた。