『今日も、感謝します。』を読んだ
関さん (StylishNoob氏) の本『今日も、感謝します。』を読んだ。
ゲーム配信者として活動している関さんの、幼少時代からプロゲーマーを経て現在に至るまでの来歴が、エピソードを挟みながら時系列にまとめられている。
人の昔話というやつは、みな面白い。それが幾らか知っている人で、同じぐらいの年齢の人ともなれば尚更のこと。自分が彼の配信を見るようになったのは、PUBGのアルファ版がリリースされた2017年頃からなので、それ以前についての話はとりわけ興味深かった。
彼は配信では常に楽しそうにしていて、ありのままで親しみやすく、そういうところが魅力のひとつだと思っている。そういう面だけ見ると苦悩とは縁遠いように思えるし、沢山勝ってきた人なのだと勘違いしそうになるが、語られるエピソードの多くは敗北に関するものが多く、どこか複雑な感情を覚えた。
感想を端的にまとめると「自分も頑張らないと」だ。爆発的な熱量をもって何かに取り組んだ経験が、彼の人生の中でも、そして自分の人生の中でも幾つかあり、そこで得たものが人生の大部分を支えていると思う。そういう熱量で物事に取り組まなければこの先ほぼ成長することも無く、しかしこれからも変化の機会があるということで、怖くもあり、希望的でもある。