日記

Markdownパーサー

Markdownパーサーの実装を少し進めた。

ここ3日間でHTML Blockの実装を終えた。CommonMarkのテスト成功率は33%。次回はLink reference definitionというやつの実装に入る予定。エスケープ処理を実装していないが故に失敗しているテストが多いので、成功率を稼ぎたいならその実装をやるのもありかもしれない。

妹さえいればいい

アニメ『妹さえいればいい』を見ている。

2017年に放送された作品。若い小説作家がバカやってるコメディ作品の顔をしているが、実際のところはお仕事ものの色が強い作品だ。全体的にぶっ飛んだ調子で描かれる登場人物が多い一方で、その内面的な部分では、むしろその辺の作品の登場人物よりも視聴者側の人間と強く似たところが感じられる。もしかしていい話か?と思わせるChouChoの天才的なオープニング曲と、ふと気を抜いた瞬間に差し込まれる苦味の効いた話も相まって、左右の振れ幅も奥行きも感じられる。

1話の演出はやはりぶっ飛んでるなと感じたが、(常識人側として描かれる)編集者から見たこの作家の異常性、を表現するためにあえて投げた豪速球だったという見方をすれば、納得の行く演出だ。

個人的には、一見して奇天烈な話のようでありながら、何か自身の作家性を見透かされているような気持ちになるところが気に入っている。一番印象に残っているシーンは、主人公の、さて仕事するか、というカット。普段これだけドタバタしておいて、しかし天才を目の当たりにして打ちのめされた過去があり、それでも追いつこう追い抜こうと静かに努力を続けている。という話がそれだけでしっかりと描かれるのがまた渋い。