『Cyberpunk 2077』をやった
巨大都市ナイトシティを舞台に、謎めいたインプラントを追うことになった主人公を操るオープンワールド・アクションアドベンチャー、『Cyberpunk 2077』をやった。
舞台であるナイトシティの美術周りは圧倒的で、またメインストーリー中にも所々で一見に値する演出が盛り込まれていた。しかしゲーム性を持たせるために盛り込まれた会話、テキスト、戦闘、サイドミッションなどはとにかく大味で、正直言うと全体としては微妙な印象を受ける作品だった。
普段の生活のゲーム性はFallout 4に近い感じで、メインストーリーとして重大な使命があり、関係の無いちょっとした枝葉末節なサイドミッションが遊び尽くせないほど存在し、使命を無視してサイドミッションをやり込み、悪そうなやつらは適当にしばき、人を待たせているにも関わらず視界に入ったアイテムは片っ端から拾い集めて分解し、武器や肉体を強化してどんどん強くなることが出来る。
スクリーンショットを振り返ってみると、終始最高そうに見えて不思議だ。実際には、9割ほどの時間を微弱な快感の中で過ごし、1割ほどの時間で大いに盛り上がりを感じるという、全体的にちぐはぐな体験をしたと思う。微妙な印象とは書いたものの、得難い体験をしたという感覚もあり、このタイミングでとりあえず勢いでやっておいて良かった作品だと思っている。