日記
amakan books
amakan anime の開発が一段落したので、amakan books の方を改善する作業に着手することにした。amakan はそもそも書籍しか扱わない予定で開発が始まったが、途中から動画を扱うことになったので、現在は動画の方の Controller や Component には全て Video という Prefix が付いている状態である。一方で書籍の方には何の Prefix も付いておらず、これでは命名規則に対称性が無いので、書籍関係の全ての Controller や Component に同様に Prefix を付けていくことにした。
命名規則の統一により、書籍と動画の両方に共通した機能を提供しているのに書籍側のドメインでしかアクセス出来ないようになっていた不具合や、その他のコンポーネントの歪な関係性が見つかり、結果的に良い変更だったと思う。この手の作業を怠っていると、名前と実体との乖離が進んでいき、開発者は名前と概念とを対で考えて実装を進めていく訳なので、知らず知らずの内に不具合を起こしがちな状態に落ち込んでいく。この手の状態に覚えのある開発者は、少なくないのではなかろうか。
定期的に実装が変更される流れがない限り不具合が直ることが無い状況というのはよくあり、意図的に変更が行われるように仕向けるのも一つの戦略であると思う。これは血液が循環することで代謝によって体内の異物が取り除かれるプロセスと似ていると思う。
京都
京都について友達と話をした。自分は「○○には良い店が沢山あるけど実際住んでみるとなかなか行かない」という事実をまさに体現したような生活をしているので、寧ろ京都に行きたい人と話していると、へー そんなところがあるんだ、すごーいすごーい、とどこぞの猫のように驚くことしかできない状態に陥ることが多々ある…。
自分が京都に居たときにああここ良いなと思ったことがあるのは、がっこう帰りに出町柳商店街でコロッケを買って食べ歩いたときとか、放課後に御所横のグラウンドにボールを持っていって草野球風の何かをしたときとか、松ヶ崎の壁打ち用テニスコートで日が暮れて見えなくなるまでボールを打ち続けたときとか、よく分からんが有名らしい峠でロードバイク初心者同士で登頂時間を競ったときとか、飲んでいたら終電無くなったけどまあ歩いて帰れんこともない距離なので川沿いに歩いてたら意外と歩くのも悪くないなと感じたときであるとか、そういう、何処でも出来たかもしれないけれど此処であったというところが多い。