近況

IkaLog のソースコードを少し読んでいて、画像処理やパターン認識への理解をより深めるいい機会だと捉え、ディジタル画像処理という本を読みはじめた。

この本は、画像処理エンジニア検定 エキスパートという検定用のテキストにもなっているもので、具体的なソースコードとかは出てこないものの、取り扱っている内容の分布がしっかりしていて、左右も分からない自分には丁度良いように感じている。内容は初学者には少し難しいもので、数学的知識が必要な箇所が出てくるとさすがに理解が追いつかないところが多いけれど、苦労しながらも少しずつ読み進めていっている。

コンピューターグラフィックスとパターン認識の講義はそれぞれ大学で少しだけ学んだので、そのときのことを思い出しながらやっているつもりだけど、正直当時のことはほとんど覚えていない。「こういう内容は情報系の講義である程度やるものである」という事実を知っていることが、授業を受けていない人達へのアドバンテージであるという状況で、たいへん心もとない… (しかし実際には、自分にはコンピュータサイエンスの教養が無いと自虐的に語る人間は、この事実に執着することが多い気がする…)。一度全章に目を通しただけではなかなか理解できないと思うので、一通り読み終えたあとは、OpenCVを利用しながら実践的な内容を幾つか考えて取り組んでみたい。

ディジタル画像処理 [改訂新版]