侘びを守るために、寂びを壊す──
枯山水 やった。順々に砂や苔を植え、徳を貯めて石を配置することで庭を構築し、侘び寂びを評価して競い合う。調和が取れてると評価が高い。プレイヤーは、開始時に配られたカードに記載された庭師として生きていく。庭師 善阿弥は河原者 (非課税地域であった河原で生きた身分の低い者達のことを指す) 出身の庭師であり、当時庭に興味を示した足利義政に気に入られたと言われる。卓越した才能と身分の低さを反動にした精神論という文脈で語られることの多い善阿弥だが、近縁の職能民で技能集団を形成し、その技術をしっかりと継承していったところが良い。プレイ開始時には、それぞれの庭師が志すべき理想の庭園の形も提示される。善阿弥の長所を活かしたスピード山水で最初から勝負をかけ、世界を壊してでも理想の庭に辿り着こうとしたが、最後に徳の差で負けた。
境界を超えたスピード山水で圧倒したけど最期の最期で徳が足りずに競り負けた pic.twitter.com/Sqbfn7soEy
— 優勝 (@r7kamura) 2015, 10月 9