『アイデアのつくり方』読んだ
原著は数十年前の本ながら今となっても売れ続けているロングセラー。欲しいものリストに入れていたところ、誕生日に贈って頂いた。驚くほど薄くて小さい。iPad miniより少し小さいくらいの大きさで、解説を除くとたった61ページしかない。言ってることの本筋は、端的に言うと以下の通り。即ち、アイデアの実際の生産は、必ず以下の5つの段階を経由して行われるということ。
- データの収集
- データの咀嚼
- データの組合せ
- アイデアの発見
- アイデアの確認
特に「大抵の場合はデータの収集が圧倒的に足りない」という指摘に納得する。本の末尾に添えられている解説も良い。「1. 好きなことをやり、2. それで食べることができ、3. その上それが他人のためにもいささの役に立った人生が自己実現の人生であり、理想の人生である」という最後の部分が特に好きだ。アイデアの善し悪しの判断をするとき、何が良くて、何が悪いのか。結局は、その判断基準が自分の中に求められることになる。