Netflix Meetup in Kyotoに参加した

いま2週間ほど社員全員リモートで開発してみようという感じでやっていて、まあ働きすぎてる人とかも居るんだけど、紅葉が綺麗な季節なので主に京都で転がってコード書いてる。先週までは暖かかったけど、そろそろ京都も寒くなってきたのでもう転がるのは無理そう。それで、昨日京都でNetflixMeetup in Kyotoというイベントが開催されたので参加してきた。

概観

Meetupでは、Learning Scala - O'Reilly Mediaの著者でもあるNetflixのJason氏の話を聴きながら、Netflixの主にAPI周りの開発方法を伺った。当日利用された発表資料は多分 Enterprise APIs With Ease - Scala Developers of Barcelona。参加者は20代から30代くらいの開発者が主で、あと何故か立命館大学出身の人が多かった。明日Infinity Ventures Summitが京都で開催されるので、それに合わせて参加している人も多かった。

面白かったところ

ChefやPuppet、Ansibleに代表されるような類のツールは冪等性が無いので使っておらず、masterでテストが通った全部のrevisionごとにJenkinsでAMIを作成しているとのことだった。

APIドキュメントはSwagger用のJSONデータをScalaのコードから自動生成して作っているとのことで、Swaggerと言えばコードにAnnotationを大量に書き加えながら生成していくものだと思っていたから、確かに型情報等のコードを解析して得られる情報からそれを自動生成できると良さそうに感じた。他に、AWSのAPIを利用して作ったWebアプリでインスタンスを管理している様子を見せてもらったり、The Netflix Tech Blogで紹介されているような開発ツールの話を聴いたりした。

おわり

多くの場合、開発者ブログやプレゼンなどで語られるのは "良い" 側面だけだけど、今回の勉強会では色々と面倒で泥臭かったりする部分 (CIとコーヒーは相性が良いとか、DBのmigrationはやはりやりたくない作業の1つであるとか) や、諸所の設計の理由なども合わせて公平で興味深い話が聞けたのが面白かった。講演されたJason氏、勉強会を手配して頂いた関係者の方々、会場を提供して頂いた株式会社はてなの方々、参加者の方々、ありがとうございました。